JOURNAL

2021.08.02
はじめまして

はじめまして、.URUKUSTの土平と申します。

このたび、レザークラフトに特化したウェブサイトを立ち上げました。
このサイトではご自宅でレザークラフトが楽しめるように、いろんなコンテンツを発信していく予定です。
そのひとつとして、不定期にこのJOURNALでいろいろなトピックの記事を書いていきたいと思っています。

 初回は、なぜこのようなウェブサイトを作るに至ったのか、その経緯について書きたいと思います。

 私は小さい頃からとにかくDIYが好きで、小学生の頃は刺繍をしたり、お人形の洋服を作ったりして遊び、中学生でレザークラフトを始め、その他に洋服や、簡単な家具も自分で作っていました。
母も洋裁が好きで私の洋服をよく作ってくれたので、我が家では作ることは生活の一部でした。
あらゆるモノづくりへの興味は尽きず、学校では建築と家具デザインを学びました。

その後少しの紆余曲折を経て、アパレルメーカーでバッグのデザイナーとして働きはじめることになります。
ただ私は昔から独立願望が強く、いつか独立したいとは思っていました。
果たして、自分の得意なこと、好きなことは何か?
そうして導き出した答えが、「レザークラフトキット」でした。

私はあらゆるモノづくりに手を出してきましたが、その中でもずっと続いていたのがレザークラフトです。
デザインの学校に通っていた頃も、バッグを作ってはイベントで販売していました。
13歳からはじめたレザークラフトが今でも好きなら、この先もずっと好きだろうなと思い、まず「革」で独立することを決めました。
ただ、革と決めても革製品のブランドは沢山あり、自分の特徴をさらに出すとしたら、、そこで「DIY」が浮かびました。「自分で手を加えて初めて完成する商品」って、なんかいいかもと。

というわけで、2011年に.URUKUSTという名前でレザークラフトキットのブランドを立ち上げました。
.URUKUSTは逆から読むと「TSUKURU.」です。
キットの売れ行きはまあまあでしたが、ありがたくもワークショップや教室の講師のご依頼をいただくようになり、教える経験も沢山させていただきました。
その後、既製品のシリーズもスタートし、バタバタとあっという間に10年が過ぎました。

今年で10周年を迎えるにあたり、改めて自分のこれからの道を考えはじめました。
この10年はとにかく前に進んできましたが、最初にやりたかった「DIY」から少し遠のいていると感じていたので、もう一度初心に戻って「レザークラフト」にフォーカスしたいと思いました。

これまで培った.URUKUSTでのデザインと、素材づくりの経験、講師の経験を生かし、私たちだからこそできるレザークラフトのコンテンツを提供していきたいと考えています。

text: Tsuchihira